ブリュ
ブリュ

意志の強いまなざしを擁する、完成された美しさ

ブリュの人形たちは総じて気品のある美しい姿をしています。特に賛美されているのは涼やかな目元で、近寄りがたい美しささえ感じられます。フランスのビスクドールに多く使われているペーパーウェイトグラスアイは、繊細な虹彩を持つガラス工芸ですが、この二つ名である「ブリュの瞳」からも美しさを察することが出来ます。
創始者であるレオン・カシミール・ブリューの時代は数々の特許を取得したことで知られています。一つのヘッドに二つの表情を持つサプライズドールや、関節を自由に動かしポージングを取ることが出来る木製ボディなどのパテント(特許)を得る傍ら、衣装の素材研究を重ねました。
最初のパテント取得から約10年後、ブリュはベベドールに着手しました。初期作品であるブルブテから始まりサークルドット、ブリュ・ジューンと続いていきますが、優しく愛らしい顔から徐々に完成された美へと様変わりしていく様は目を見張るものがあります。
レオン・カシミール・ブリューの後継者であるシェブロの時代は、1885年のパリ博覧会・アントワーブ博覧会での金賞を皮切りに、数々の賞を獲得し全盛期を迎えました。

ブリュー・ブルブテ

ブリュー・ミランダ (メリンダ)

ブリュー・ジュンR Titianna

ブリュー・サークルドット