すでにご覧頂いている方も多くいらっしゃいますが、先日お人形一覧に、たくさんのA・マルクたちを追加しました。
今日ご紹介するA・マルクは異国情緒を身にまとい、澄みきった空を取り込んだかのように透き通る瞳が印象的な美形のお人形です。
もう30年近く人形制作を続けている旅人容子氏には、それぞれ製作時期は違えど、「これは手放したくない！」という自作の人形があり、この子はその一体です。
「人形作りにおいて、同じ顔はもう二度と作れない」と話す旅人氏が、単に気に入ったというだけでなく、以後の人形作りにおいて旧作を参考としたいと考えることがあり、そういう目的のためにも手元に置かれる人形があるそうです。
作家本人の会心の作と、一般受けは違うことが往々にしてありますが、もちろん愛好家様のお目に留まり、譲ってほしいと懇願を受けることもしばしば。
作家もごく稀に熱意に負けて手放してしまうこともあるようですが、この子は元気にショーケースにとどまり、実家の空気（？）をのびのびと吸い続けています笑
