先日からミレットサイズの小さなテート・ジュモーが続いております。
こちらのジュモーは黒目がちでつぶらな瞳が印象的な子で、小品ながらドレスを着るために生まれてきたようなバランスのよいスタイル。
写真で少し強調していますが、左の頬に泣きぼくろのような薄い点と、通った鼻筋のふちに、眉の色に似た陰のようなものが縦に走り、こちらはアルコールで拭いてもとれませんでしたので、恐らく焼成の過程で浮かんできたのかもしれません。
しかし実際に見るとそれはほとんど目立たず、美しい鼻梁のカーブが落とす柔らかな影に見えます。そんな些細なことよりも、わずか20数㎝のこの子が放つうっとりとさせるような存在感に目を奪われっぱなしです。
上品な紅のドレスを華麗にまとい、栗色の豊かな髪を躍らせて、今宵はどこかのパーティーに行くのでしょうか。
きっと沢山の来賓者の視線をくぎ付けにすることでしょうね。