前回のコラムの終わりに、ビスクドールのボディにも様々な仕掛けが施されていることと、代表的な機能をご紹介したことを覚えておいででしょうか。
ビスクドールの役割は観賞用の人形から玩具用の人形へと変遷していくことは既にご存知だと思うのですが、友人であり姉妹であるお人形とお話しできたり、お茶の時間を楽しむことができたらと人々が夢想した結果生みだされたのが仕掛け人形ではないのかと個人的には思っています。
今回のコラムでは人々の夢を人型に閉じ込めた仕掛け人形について、話す・歩くといった普遍的な機能のほか、ブリュ社が生みだしたミルクを飲んだりクッキーを食べる機能をもつお人形についてご紹介いたします。